2009年11月29日

人を馬鹿にした事業仕分け

明るい話題がありませんね。
株価は下落の一途をたどっています。
民主党へ政権交代後、見事に日本が独り負けです。
景気回復に一定の効果があった、エコカー減税やエコポイントといった政策は、前の麻生政権時代の施策であり、鳩山政権の実績ではありません。
それを、さも自政権の実績の如くコメントする民主党には、その厚顔無恥さに呆れる他ありません。
その鳩山政権の高視聴率を支える要素の一つに、事業仕分けがあると報道されています。その透明性が民衆に支持されているとか。
しかし、どういう根拠で事業仕分けがなされているのか、本当にこれでいいのか、きちんと見極める必要があるのではないでしょうか。

▼引用開始(毎日jp) 2009.11.26.
特集ワイド:白熱の事業仕分け 生き生き仕分け人/手震え涙の自衛官/失笑する傍聴者

 連日の報道で傍聴者が詰めかけ、ネット中継もアクセス多数という行政刷新会議の事業仕分け。明日27日で最終日を迎える。どんな攻防が繰り広げられているのか、見に行った。【中山裕司】

 「我々の努力が足りませんでした」。仕分け人の追及を受け、防衛省の担当者は淡々とした表情で白旗を揚げた。仕分け対象は自衛隊の募集広報。部隊や施設の公開、展示などを行う事業で、概算要求は31億円にのぼる。

 仕分け人の一人、民主党参院議員の蓮舫さんは、矢継ぎ早の厳しい追及ぶりから時の人となった。仕分けを翌日に控えた23日は東京都練馬区の陸上自衛隊広報センターを視察して「(シミュレーターなどは)楽しいし、努力は分かるが、仕分け対象」と意気込みを語った。そして臨んだ24日。

 広報センターの有料化は入場者の減少につながるという担当者らの主張に対し、蓮舫さんは満を持していたかのようにマイクに向かった。決然とした表情で、どこか生き生きとして見える。「有料だとお客さんが来なくなるというのは本当でしょうか。テーマパークは家族4人で1万円を超えるのに、リピーターが後を絶たない。(シミュレーターを)体感してもらうなどの工夫の余地があるんじゃないでしょうか」

 担当者は「工夫の余地はあるが、民間でお客さんを呼ぶことを考えている方々のようにできるかどうか、自信はありません」と答えた。別の仕分け人が「クオリティーが低いものはタダでも売れない」と追い打ちをかける。その時、担当者から「我々の努力が足りませんでした」の言葉が出た。

 「あれだけのディベート力、調査力には改めて感心しています。同じ党の議員で良かったと思います」。事業仕分けの統括役、枝野幸男衆院議員に評された蓮舫さん。追及をまだ緩めず、「先ほど『努力が足りない』とおっしゃっていましたが、この予算でどう埋めようとしているのですか」となおも追い詰める。割って入ったのは長島昭久防衛政務官。省庁の意見を代弁することが多い「評価者」の立場で参加していたが、「みなさんを説得するだけの材料はないと認めざるを得ない」と引き取ると、傍聴者席から失笑が漏れた。

 結局、事業は縮減と判定された。

 傍聴していた千葉県柏市の元会社員、矢口寿雄さん(64)は、判定を聞き終えると体育館の外の喫煙スペースでプカリ。「自衛隊の施設をディズニーランドのようなテーマパークと比べる仕分け人はあまりにナンセンス。事前に勉強して、質問しているようには見えなかった。説明する官僚も仕分け人を説得して、予算を確保しようという気力が感じられない。プロなんだからきっちりしてほしいね」

 事業仕分けは3グループに分かれ同時進行している。24日、蓮舫さんのワーキンググループにはテレビカメラが1階に16台、2階報道席に4台入り、一挙手一投足を追った。会場はパイプ椅子に座りきれない傍聴者であふれ、一時は入場制限されるほど。音声レシーバーで議論に聴き入る人あり、官僚の表情を眺める人ありで、静かな熱気がみなぎっている。

 ■

 官僚も白旗を揚げてばかりではない。17日の事業仕分けでは、こみあげる感情を必死に抑えようとする姿も見られた。

 振り上げた左手が声とともに震え、目に涙を浮かべていたのは防衛省の自衛官。「1時間足らずの議論だけでカットされる。どれくらい国民の命に影響するかを今後しっかりと聞いていただきたい」

 ムダありとされたのはコンピューターで部隊運用などを行う「情報システム借料、開発・改修経費のコスト削減」で、直前に2〜3割の縮減と判定されていた。「我々も効率のためにシステムを統合しようとしている。自衛隊員はプリンターの消耗品を1年に1回ぐらいしか換えることができない経費しか与えられていない。にもかかわらず、2〜3割カットと平気で言われることに、私個人的な意見としては非常に問題があると思いました」。会場を後にする間際、声を振り絞りながらぶちまけた。

 省庁担当者のプレゼンテーション能力も判定に大きく影響しているようだ。紙に目を落としながらボソボソと口ごもる人あり、理路整然と説明する人あり。枝野さんは記者会見で「行政依存の政治が続いてきた中で、責任者がプレゼン能力を持っていなかったことが明らかになった。これが今回の意義。官僚のみなさんに一種のカルチャーショックを与えたかもしれませんが、私はそれ自体が事業仕分けの意義だと思います」と説明した。

 ■

 事業仕分けは、東京・市ケ谷の国立印刷局市ケ谷センター体育館で行われている。このセンターは独立行政法人整理合理化計画を受け、財務省が来年度中に返納など何らかの方法で処分する方針。行政の無駄を省く事業仕分けを、近く処分される体育館で行うという演出だ。

 事業仕分けの意義は作業の公開による透明性の確保だという。毎日新聞の世論調査でも内閣支持率(64%)を超える74%が「評価する」と回答した。ネット中継のアクセス数はピーク時2万4000件に及ぶ。

 枝野さんは作業後、主にメディア向けにブリーフィングを行い、一部傍聴者も会場に残って耳を傾ける。17日には男性傍聴者も質問の手を挙げた。「受付で抽選を用意して、当日の参加者でどなたか1人をサプライズで仕分け人に加える考えはないでしょうか」。枝野さんは「大挙して押しかければ(事業の)利害関係者に当たる可能性も高くなる。ただ私的な議論では、無作為抽出した国民に判定していただいたらいい、とは言っています」とやんわりと拒否した。

 ■

 パフォーマンスに支配され、民間の仕分け人の権限がはっきりしない事業仕分けには批判もある。

 日が落ちてひんやりとした体育館で、疲れが見える行政刷新会議の職員がつぶやいた。「確かに今の仕分けのやり方は100点満点ではないかもしれない。だけど、予算編成の公開性を進めて、納税者から見える形にした点は前進と言えるのではないでしょうか。自公政権のように族議員中心で予算を決めるのは古いんじゃないですかね」

 視察した鳩山由紀夫首相は、仕分け作業の結果について「基本的に重視する。一言で簡単にひっくりかえる話ではない」と述べた。年末にまとまる来年度の予算案でその結果が出る。
▲引用終了

事業仕分けの仕分け人は、利害関係がない民主党議員にやらせているとのことですが、「利害関係がない」と言えば聞こえはいいですが、要は専門的知識が全くないということです。その結果、素人判断で「要らない」と切り捨てているに過ぎません。

そもそも、国家事業の中には、利益が出ないものが多いのです。利益が出るなら民間でできるわけで、利益重視の民間ではできなくても、国家の発展と国民の生活の向上には重要と言えるものは、国家予算を割いて行うべきです。
特に科学技術は基礎科学は直接商売に結び付きませんが、その理論を応用して応用科学があり、科学技術が発展し、利益を生み出します。
直接的な利益が出ないなら、救急も消防も警察も要らないということになりますよね?一般道路の整備だって、直接の利益は出ませんよ?河川の治水工事だって、災害が起こらなければ必要ないですが、儲からないと言って、すべき対応を怠って災害が起こって非難されるのは政府ではないですか?
公共事業は単純に利益が出ないから止めればいいというものではありません。

それにしても、この記事では、蓮舫氏のトンデモ理論が記載されていますが、これで納得する人がそんなに多いんでしょうかねぇ?
自衛隊の広報センターを遊園地と同じに考えるあたり、どういう思考回路をしているのやら…。
そこまで言うなら、自衛隊の地位も向上させるべきでしょう。日本のような、自国の軍隊を忌むマスコミが蔓延る中で、自衛隊に更なる足枷を課すことが、日本にとってマイナスになりこそすれ、プラスになることはありません。
この人のディベート能力が、そんなに高いとは思えません。
もともと、予算削減ありきで議論しているのだから、理論に不足があろうがなんだろうが、仕分け人が負けることなどないのです。で、その仕分け人は、財務省の理論に従って削減を行っているだけで、政治主導でも何でもないのです。
専門家でもない、何が重要かも理解していない人物に、重要な事業を削られ、単なるばらまきに使うなど、僕は許せません。

枝野氏の発言も呆れるばかり。事業仕分けで明らかになったのが責任者のプレゼン能力ですか…。こんなに時間と金を使って、わかったのがそんなことなんですか。そんなに金を使わなければならないことでもなければ、それを知ったからって、予算編成の何に役に立つと言うのですか?
個人的には、蓮舫氏と枝野氏が、人を馬鹿にする能力だけは長けているものの、本当にものを知らない人たちだというのがわかりましたよ。そんな人を仕分け人として、政党の重要な人材としている民主党のダメさ加減もよくわかりました。

先日、削減の方向を出されてしまった科学技術関連予算や国防費は、日本の周辺国では不景気であっても減らされるようなことはありません。
国力を高めるにあたって、教育や科学技術力の強化は、どの国も最重要視していますし、軍事力は、自国を守るために低くて困ることはあっても、高くて困ることはありません。
逆に、日本がこの分野の予算を減らすことで、周辺国、特に日本を追いかけ、追い越さなければと息巻く中共や韓国、ロシアを喜ばすことになります。
国家というものがよくわからない鳩山首相には、どうでもいいことなのかもしれませんが、僕は日本国民として生きていくつもりですし、日本国民であることに誇りもあります。
こんな無責任な総理大臣や政府は、明治維新後、初めてじゃないんでしょうかね。鳩山政権は細川政権と同じ印象を受けますが、更に無責任な印象を受けますよ。
日本という国をよくわからず、責任もとれないのであれば、とっとと首相の座から降りていただきたいですね。
posted by 圭人 at 19:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事:政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/134256411
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。